沖縄で働きたい方、めんそ〜れ♬ *沖縄特化*転職支援コンサルタント・島田祐子のブログ

沖縄で働きたい方(特にキャリア系 UIターンに強いです)の転職支援に特化した人材紹介業を営んでいます。沖縄の転職市場、UIターン希望者向け情報、転職やキャリアにまつわるあれこれを綴っていきたいと思います。

UIターン希望者が考えるべき転職の障害3つ

少し前から、既婚男性が転職や独立などに際しての"障害"の一つとして、妻の反対にあう「嫁ブロック」なる言葉を一般的にも耳にするようになりました。この「嫁ブロック」は、特に転居を伴わなくても、大手から中小への転職などのケースではよく見られるようです。今日は、特にUIターン希望者で見られる、転職を実行に移す障害3つを挙げてみます。

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1.既婚者の場合の「嫁ブロック」

私は転職者との初回面談では、必ずご家族構成と沖縄移住に賛成しているかどうかをお聞きします。転職だけでも大変なのに、移住となると新しい生活環境にも慣れなければなりません。お子様がいらっしゃると、ご両親は教育環境のことも気になるでしょう。妻がもともと沖縄出身で、県外出身の夫(=うちなーむーく)を沖縄に連れ帰るパターンは、もちろん妻の方が積極的なので、就職先が無事に決まると喜ばれます。ですが、転職者ご本人が妻(あるいは夫)と話し合わないまま、あるいは「沖縄に住めたらいいよね〜」くらいの軽いノリでしかご夫婦で話さないまま、沖縄の求人に応募した、という方にもごくたまにですが、お会いします。

私がそのようなケースに出会うと、まずはきちんとご夫婦で確認をしてから話を進めましょう、とお伝えしています。ところが、企業の人事の方から、直接応募の候補者に内定を出した後、ご家族の反対を理由に辞退をされた、という話を聞くこともあります。転職者本人からすると、ご家族との話し合いを曖昧にしたまま、面接に呼ばれたからとりあえず受けてみる、ということがあるのかもしれません。また、面接の場で「実は家族の同意をきちんと取っていない」と打ち明けることができないのかもしれません。ですが、それは求人企業にとっても、転職者にとっても、時間と労力の無駄になってしまいます。当たり前のことですが、まずはご家族の同意をきちんと得るところから始めましょう。

 

2.現職を退職するタイミング

これも、たまに見かけるケースです。特に大都市圏から沖縄への転職は、職種も年収レンジも選択肢がかなり少なくなります。そこで、なかなか応募したいと思える案件に出会えない方が「良さそうな案件」に出会った時、ついつい勢いで応募する、ということはあると思います。ですが、詳しくお話を聞いていくうちに、「現職を今、辞めるのは難しいよね?」というようなケースが紛れ込んでいる場合があります。話しているうちに、ご本人がハッと気づき、後ろ髪を引かれる思いをしながら、ひとまずそのタイミングでの応募は見送る決断をされたりします。私から見ても、ぜひ推薦したい方なのに残念、と思うこともありますが、タイミングもご縁ですね。。。とはいえ、移住転職を考え始めたら、早めに情報収集をすれば、色々と計画が立てやすくなると思います。また、人材紹介会社であれば、応募前に求人企業に対してざっくばらんに入社時期についての確認・相談ができる場合もあると思います。

 

3.ご本人の心の準備ができていなかった(!)

これ、想像以上に意外とあります。上述の(1)や(2)とも関係があります。ご本人は「いつか沖縄に住みたいな〜」と思いつつ、半分は「どうせ実現しないだろう」と思っている。だけど、試しに求人検索してみたら、良さそうな案件を発見!気づいたら応募してた。。。みたいなパターンです。そして、ハッと我に帰ったら、妻(夫)と自分の願望をきちんと共有していなかった、住宅ローンが完済していない、持ち家を売ってローン返済しようにも時間が足りない(持ち家の価格が下がりすぎて売却してもローン返済できない)、現職での自分の仕事を引き継げる環境になっていない(経理は自分一人だけみたいなケースとか)、等々。ご本人は、漠然と「2〜3年後に移住できたらいいな〜」と思って求人検索をし、応募したい案件を見つけてしまった途端に「2〜3年後だと年齢がネックで転職できないのでは?タイミングは今では?」と焦って応募ボタンを押してしまうようなのです。移住転職を実現させたいのであれば、やはり普段から少しずつ環境を整えるなどの準備が必要だと思います。

 

以上、私が見聞きした中でのお話ですが、漠然と沖縄へのUIターンをお考えの方は、ぜひご参考になさってください。